大学生バックパッカーの中東旅行記(エジプト編)

中東旅行記(エジプト編)

〜エジプト入国〜 2005年8月

エルサレムに戻り、エジプトへ向かった。エジプトへ向かう方法は二つある。一つは一度アンマンに戻って南まで下り、ヌエバア国境経由でエジプトに入るやり方、もう一つはイスラエルの南まで下ってエイラットからアカバ国境経由でエジプトに入るやり方。

迷った結果、エイラットに行くことを決めた。もう時間もなかったし、またクリフホテルに戻ったら沈没してしまってそれこそ日本に帰国できなくなってしまいそうだからだ。

ファイサルにいた年上の日本人バックパッカーの人もエイラット経由で行くと言っていたので一緒に行くことにした。

エルサレムの新市街のバス停でチケットを取った。こうしてみるとイスラエルは完全に先進国だ。オシャレなブティックやバー、カフェ、インターネットカフェなどなど街には何でもある。ヨーロッパといわれてもなんの遜色もない。

その分、物価も高い。シリアやヨルダンの倍くらいはする。ほとんど日本と変わらない。普通の食事をしていたら金銭的にきつくなるので、毎日ケバブとシュワルマばかり食べていた。

ネゲブ砂漠をとおり、4時間ほどでイスラエル最南端の街エイラットに着いた。ここでビザを取らなければならない。日本でレバノンとシリアとヨルダンのビザは取ってきたがエジプトは現地で取れると聞いていたので取ってこなかった。

翌日、エジプト大使館に行き、フォームを書いて申請をした。どうやら即日発行してくれるようだった。とりあえずこの物価がきつい。もうちょっと早く出る予定だったがあまりにもエルサレムに感じるところがあったため、長居をしてしまっていた。エジプトに行けば物価も下がるだろう。おなか一杯ご飯を食べれることを楽しみにしながらビザの発給を待った。

2〜3時間でビザが発給され、国境行きのバスに乗った。イスラエルは入国審査はものすごい面倒だが出国は楽だった。「何か武器はもっているか?」「ノー」・・・これで終わりだった。おそらく自国から出て行く人間には興味はないのだろう。

エジプトに入国したが、首都のカイロまでバスで7時間かかるといわれた。地図で見ると確かにシナイ半島を通ってカイロまでは遠かった。バスは砂漠を通って進んでいく。日本にいると砂漠は珍しく感じるがずっと中東地域にいると珍しくもなんともなくなっていた。途中、スエズ運河で検問があり、パスポートのチェックをされてまたバスは進んでいった。

夜になり、カイロへ到着した。ようやく最後の目的地・エジプトにたどり着いた。

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