大学生バックパッカーの中東旅行記(エジプト/ピラミッド編)

大学生バックパッカーの中東旅行記(エジプト/ピラミッド編)

〜・カイロ。ピラミッドとKFC〜 2005年8月

「カイロには有名な日本人宿が沢山ある。そして旅の長さによって選ぶ宿が変わる」こんな話をファイサルやクリフホテルで聞いていた。初心者が選ぶのがさくら、年季の入ったバックパッカーが選ぶのがスルタン・サファリ、そしてその中間がホテルイスマイリアだ。

一緒にいた日本人の人と話し合い、イスマイリアに行くことにした。スルタンやサファリにも行きたかったけど、南京虫がでるという噂を聞いていたので辞めた。

イスマイリアに行くと、クリフホテルで出会った人達と再会した。その他にも各国の旅行者が沢山いて、完全に安心できる場所だった。年配のバックパッカーから大学1年生までとにかく色んな人がいた。そしてみんなで色んなことを語りあった。

エジプトは今までの中東の国と違って普通の人達も旅行に来る観光地だ。ヨルダンやイスラエルにいる人達はコアな感じの人が多かったけれどここには初めて海外旅行をする人やイスラエルやヨルダンなんか怖くて行けないっていうような人が多かった。自分はいままでずっと怖いところを旅してきたんだと思うとちょっと成長した気がしてうれしかった。

カイロでは今までと全然違う雰囲気で楽しんだ。日本人みんなで舞台を見に行ったり、日本食を食べに行ったり、とにかくOLや普通の大学生のような観光だった。

ホテルにいた女の子をナンパして一緒にピラミッドに行った。一緒にピラミッドに行き、ピラミッドとスフィンクスが目の前にあるKFCとピザハットの入っているビルの2階でピザを食べながらピラミッドを見てた。

ピラミッドの近くに行くと、インド人のようなうるさいやつらが水を売りつけに来たり、馬に乗らないかと勧誘してくる。インドやトルコで経験していた分、交渉もスムーズにできた。馬に乗って砂漠を走ったり、ピラミッドに上って警察に注意されたり、夜になってピラミッド全体がイルミネーションのように光るフェスティバルを見たり・・・とにかく楽しかった。

ピラミッド

ピラミッド以外にも彼女と一緒にハンハリーリという繁華街でエジプト人と交渉しながら買い物をしたり、彼女の知り合いのエジプト人ガイドと一緒に食事をしたりした。エジプトは物価が安いのでちょっと高級なレストランでいい食事もできる。

・・・今までの難しかった雰囲気を壊して、ただただ普通の旅行者のように難しいことを考えずにご飯を食べて遊んでチャイを飲んで、テンション上がって楽しかった。エジプトに来ると歴史とか文化とかそういうものを考えるのが面倒くさくなっていた。ただただ楽しむだけだった。

カイロ
カイロの街並み

中東は何から何まで楽しかった。歴史的に感じることもあり、ロマンもあり、人の優しさに感動し、普通にみんなでワイワイ喋ったりして楽しむこともできた。あの時、寝坊してくれた自分を褒めてあげたいと思う。

本当はバフレイヤオアシスやアブシンベルのツアーにも行きたかったけれど帰りの日程は決まっていたので時間がなかった。そのままみんなと別れてストップオーバー地点のモスクワに向かった。

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