大学生バックパッカーのアメリカ旅行記(サンディエゴとティファナ・メキシコ国境編)

大学生バックパッカーのアメリカ旅行記(サンディエゴとティファナ・メキシコ国境編)

〜サンディエゴとティファナ〜 2004年3月

ロサンゼルスから電車で2時間、アメリカの最南端、メキシコに程近いところにサンディエゴという街がある。

サンディエゴのサンタフェ駅はスペイン風だった。アメリカというよりはメキシコのイメージが近いのかもしれない。メキシコが近いということでアメリカの街なのにメキシコ風になっているのは新鮮だった。

ユースホステルにチェックインし、街を歩いているとフランス人の旅行者に話しかけられた。彼はそんなに英語がうまくなかった。フランス人ってみんな英語がペラペラだと思っていたけれど実際はそうでもなかったことに何故か安心した。

彼とはお互い英語が微妙な分、会話がうまく出来たし仲良くなった。実際問題、英語がペラペラなアメリカ人よりもあまり英語が出来ない人のほうがうまく話せる。なぜなのかはわからない。

彼と一緒にサンディエゴを観光した。サンディエゴもロサンゼルスと同じく、特に見るべき観光地があるわけではない。ガイドブックを見ても歴史的な建物があるわけでもなくあまり興味がわかなかった。

それでも、ロサンゼルスに比べてゆったりしていて街を歩いているだけでも楽しかった。ロサンゼルスは都会で時間のながれも早い印象を受けたけれど、サンディエゴはもっとゆっくりとしている。海の近くに街があり、磯の香りがして心地よい風が吹いて気持ちいい。ロサンゼルスみたいにゴミゴミとしていなく景色も綺麗だ

翌日ティファナへ行ってみた。ティファナはサンディエゴからトロリーで行けるメキシコの街、アメリカから歩いてメキシコに入国できるみたいだ。歩いて国境を越えるということ自体が不思議だった。日本という国は海に囲まれているので国境を越えるということが必ず船か飛行機を使う。こういう日本の環境に比べて、自分の力で国境を越えているという感覚は胸をわくわくさせる。

トロリーにのり数十分、国境に到着した。アメリカ人なのかヨーロッパ人なのかは分からないが欧米風の顔をしたバックパッカーが数人いる。向こう側に「Mexico」と書かれた看板がありそれに向かって歩いた。

出国審査も入国審査もほとんどなかった。パスポートを見せるとすぐに通してくれて簡単にメキシコに入国できた。パスポートにスタンプも押されていない。こんなのでいいのだろうか?

ティファナに入るとアメリカとは全然雰囲気が違う。物価も安いし、どこかスペインのような雰囲気が漂う。去年行ったフィリピンにも似ている。どちらもスペインの植民地だったからなのか。タコスやブリトーというメキシコ風の食べ物の屋台もあった。

数時間ほど観光し、サンディエゴに戻った。ラスベガスに行くかサンフランシスコに行くか迷ったが、ギャンブルには興味がなかったのでサンフランシスコへ向かうことにした。

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