大学生バックパッカーのアメリカ旅行記(サンフランシスコ編)

大学生バックパッカーのアメリカ旅行記(サンフランシスコ編)

〜サンフランシスコ〜 2004年3月

サンディエゴから電車で10時間ほど、サンフランシスコに到着した。こんなに長距離の列車に乗ったのは生まれて初めてだ。アメリカは広い。列車からは広大な大地が広がっている。日本とアメリカを地図で比べるとその広さは簡単に分かるけれど、その広さを実感した。

サンフランシスコはサンディエゴよりも都会で、なおかつロサンゼルスよりも綺麗だった。街を走っているトラムはオシャレ。天気がよく人々も陽気で街全体が明るい雰囲気をだしている。ロサンゼルスはつまらなく、サンディエゴは物足りない。ここに来てようやくアメリカという国をいい意味で感じることが出来た。

サンフランシスコ

サンフランシスコ

美味しんぼにフィッシャーマンズワーフという場所が乗っていた。あれには悪いイメージで書かれていたけれど、ここに来るのは楽しみだった。特に海産物が美味しいというわけではなかったけれど、天気もよく風が心地いい。空と海の青さがものすごい綺麗。椅子に座って紅茶を飲みながら何も考えずにゆっくりと座っているということがなんか幸せだった。

サンフランシスコ

サンフランシスコは雰囲気がよかったので何日か滞在した。ユースホステルも綺麗だし、街全体が綺麗、ロサンゼルスみたいに治安がわるそうな感じもしない。ユニオンスクウェアに座っているだけでも楽しかった。

サンフランシスコの一番の目玉はゴールデンゲートブリッジ。サンフランシスコの最大の観光地であり、ここは旅行に来る前から見たいと思っていた。FF5にでてくるソウルフルブリッジのテーマが頭の中に流れ始め、この橋を何回も往復した。ここから眺める海はとても綺麗で、温暖な気候で吹いてくる風が気持ちよかった。

サンフランシスコ

いよいよ東海岸も終わり、西へ向かっていく、目指すはニューヨーク。遠いけれど電車に乗ればいつかはたどり着くよ。と思いながらサンフランシスコから次の目的地を考えた。オリンピックがあったソルトレイクシティかロッキー山脈の街デンバーか迷ったがアムトラックの到着時間の関係でデンバーに行くことにした。

サンフランシスコに別れを告げて、郊外にある駅へ向かった。サンフランシスコは市内にアムトラックの駅がなく、オークランドというところからアムトラックは発車する。

オークランドに着くと列車は行ってしまっていた。次の列車が来るのは明日になると駅員に言われた、普通にサンフランシスコに戻ればいいだけの話だが、一度別れを告げた以上は戻りたくなかった。

とりあえず泊まるホテルを探したがオークランドにはユースホステルやドミトリー形式のホテルはなかった。通常ドミトリーだと20ドルから30ドルくらいが相場だが、普通のホテルだと60ドルから70ドルくらいしてしまう。

野宿することに決めた。そんなに寒くないし、問題ないだろうと思ってバックパックを枕にし、ジャケットを掛け布団にして寝た。

が、夜中の2時くらいに起きてしまった。辺りは暗い。街中ではないのでそんなに街灯もない。不安になったので歩き回ってコンビニのようなところを探したらファミレスがあったので朝までコーヒーを飲んで過ごすことにした。

朝になり、駅に人も戻ってきた。これで襲われたりすることはないだろうと思い安心して駅に戻って3〜4時間なにもせずに座っていた。

ようやく列車が駅に到着し、デンバーへ向かった。

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