〜ロサンゼルス〜 2004年3月フィリピン旅行から1年が経過した。 前回の反省を最大限に活かし、今度は正真正銘アメリカに行こうと思った。が、アメリカに短期留学するという案は結局予算の関係で頓挫し、ただの旅行になってしまった（泣） でもいいや、アメリカにいけるだけで、アメリカを旅行するというだけで英語の練習にはなるだろう。
当然アジアの国に比べてアメリカは物価が高い。旅行するにはある程度の資金をを貯めなければならない。が、この時、1年時に単位をほとんどとってなく、2年時に単位をとらなければリアル留年が決まりそうだった。授業もアップアップだったし、サークルも忙しかった。何故か英会話教室にも通い始めてた。バイトをする時間もなく、気づいたら借金ができはじめてた（爆） とりあえず深夜のコンビニでバイトし、なんとか資金を貯めた。この根性があったなら去年の段階でアメリカ旅行くらいできたんじゃないかという自分への疑問を押しころしながら、そして英語の勉強のために旅行するんだったら一箇所に長くとどまればいいものを、なぜかアムトラックの乗り放題チケットをとりロスアンゼルスからニューヨークまで電車でアメリカ大陸横断するぞというまたも論理矛盾を抱えながら、アメリカ合衆国･ロスアンゼルスへ旅立った。 アメリカ･･･アメリカ合衆国･･USA、ユナイテッドステイツオブアメリカ・・・英語の原点ですよ。ここではみんなが英語を喋っているんです。英語の勉強には最高の環境だよ。だってみんな英語を喋ってるんだもん。ここで生活するってことは英語で生活をするってことだよ。だってここは英語の国アメリカ合衆国なんだよ。自由の女神とかホワイトハウスとかゴールデンゲートブリッジとかハリウッドがある国だよ。ブッシュ大統領がラムズフェルド国防長官とパウエル国務長官に踊らされて大量化学兵器がイラクにあると断言して戦争を仕掛けるという自由な国だよ。そして日本はブッシュ大統領のいいなりになって小泉首相はイラク戦争は正しいと言い切っているんだよ。あぁ自由の国ユナイテッドステイツ（もはやなんのことかわからん。） ハローミスターユナイテッドステイツオブアメリカ。会いたかったよ。時差ぼけでテンション高めのままロサンゼルス空港に降り立ってミニバスのようなもので市内へ向かった。 運転手のおじちゃんに他に乗客はいないの？っていう意味で「アザーピーポーダズントイグジスト？」って聞いても「はぁ！？」って感じで返事をされテンションが一気に落ちた。考えたら「エニーアザーパッセンジャー？」とかでよかった気がする。むしろ「ノーピーポーインザカー？」とかシンプルな感じで良かったのかな。。まぁいいや英語は（英語の勉強しに来たのに） ガイドブックに載ってたユースホステルに行った。ユースホステルではドミトリーという形式になるようだ。広い部屋に何個もベッドがありプライベートの部屋ではない分、格安で泊まることができる。世界中の若者が集まり、情報を交換したり仲間を作って遊んだりしている。まさにインターナショナルな世界だった。すげぇ、こんな空間あるんだ。っていうかこんな空間があるんだったら留学なんてしなくていいじゃん。 部屋に行って挨拶をし、世間話をした。本当に色んな国の人がいる。こうやって世界の人と話せる。そんなに大した会話ができるわけじゃないけれどこういう会話自体が楽しくてしょうがなかった。 時差ボケで疲れていたけれど荷物を置いて観光に出かけた。時間がもったいなかった。少しでもこのアメリカっていう国を肌で感じ取りたい。休んでなんかいられなかった。 でも、ロサンゼルスは想像以上に何もなかった。町の雰囲気も同じ大都会である東京と似ているし、そんなにハリウッド映画が好きなわけでもない自分にとってはハリウッドビューも大して興味はなかった。リトルトーキョーは完全に日本が誤解されるようないでたちだった。ニュースでやってた古賀議員の学歴詐称のUCLAへ行ったりもしたけれどまぁ自分には関係ない。 でも、観光っていう意味では、大したことはなかった。ロサンゼルスっていう国は観光旅行をする国ではなく、友達と一緒にビーチに行ったり、ディズニーへ行ったり、スポーツ観戦をしたりっていう遊ぶ場所なんだなって思った。 それよりも、アメリカっていう国で英語で切符を買い、英語で道を聞き、英語の標識をみて、日本語を忘れて生活するっていうこと自体が自分にとって新鮮だった。 何日間か滞在して南の街、アムトラックに乗り、サンディエゴへ向かった。 ＴＯＰ ＮＥＸＴ |