大学生バックパッカーのインド旅行記

大学生バックパッカーのインド旅行記

〜列車での出会い。〜 2004年9月

最後の地であるデリーへ向かった。実はもう時間がなかった。このままアーグラーからデリーに向かい、そのまま空港へ向かう。デリーはおそらく観光できないだろう。

でも、もういいんだ。タージマハルもガンガーも見れた。そして何よりもインドという国を良くも悪くも肌で知った。

インドの列車はすさまじかった。

人人人人、狭い車内に長いすが置いてあり、そこに人が引き締めあっている。駅に止まるとチャイなどの物売りが現れ異常なまでにうるさく、喧騒状態になる。物乞いが現れ、お金を恵んでくれといわれる。悲しいけど恵んでもきりがない。見てて心が痛むけれどそれがわかっているからあえて無視をする。

インドの列車

列車の中で日本人の二人組みと知り合った。女性の二人組みで社会人で短期旅行をしている人たちだった。たまたま自分が行っている大学の卒業生ということもあり話は盛り上がった。

そしてそんな盛り上がっているなかインド人の車掌らしき人が話しかけてきた。どうやら彼女達の持っているチケットではこの車両に入れないということらしい。

ただ、インド人である。もう何回も騙されて騙されてきたので今回も難癖をつけてお金をせびろうとしているんだと思う。チケットを取られたが、彼女達と一緒に必死に抗議した。インド人を罵倒して罵倒され、戦いまくった。列車の中でのほとんどの時間は彼女達のチケットについてインド人と戦うことに費やされた。

でもこんなのも楽しいなと思えるようになってきた。

列車はデリーに着いた。パハールガンジのラッシー屋でラッシーを飲み、このまま食事に以降と誘われたが、すぐに空港へ行かなければならなかった。とりあえずメアド交換をして空港行きのバスがでる、コンノートプレイスに向かった。

TOP      NEXT

inserted by FC2 system