東ヨーロッパ旅行記(ルーマニア/ブラン城編)



〜ドラキュラの城・ルーマニア〜 2006年1、2月

朝の列車でルーマニアへ向かった。ブダペストからルーマニアの首都ブカレストまで5時間以上はあった。今までほとんど夜行列車で移動していたから気づかなかったが、5時間という距離をずっと列車の中で過ごすのはかなりきつい。

ぼーっとしていると車掌が声を掛けてきた。

車掌「チケットを見せてくれ」
俺「いいよ」
車掌「このチケットは乗車券だ、これだけでは席には座れない。新しく指定席券を買え」
俺「は?お前何言ってるんだ?今までずっと席に座ってたし日本買ったときもそんなこと言われなかったぞ」
車掌「とにかく指定席件を買え」
俺「いやいやいやいや、、、買うわけねーだろ」
車掌「買え」
俺「嫌だ、どうしても席に座れないんだったらコンパートメントから出て、通路にずっと座ってる。これならいいだろ?」
車掌「だめだ、指定席件を買え」
車掌「買え」
俺「いやだ」

・・・・このやり取りを20分くらい続けてた。最後は「チケット買え!」「嫌だ!」しか会話はなかったが、最後の最後に車掌が折れてチケットを買わなくてもいいことになった。

車掌は最後に「You are Samurai!!」と言った。

ルーマニアに到着した。ルーマニアは1990年代前半まで共産主義国家だった国である。そのため東欧よりもさらに寂れているイメージがあったがそれほどでもなかった。普通のヨーロッパの国という感じがする。この街をを先入観なしでドイツの都市だといわれても気づかないだろう。

観光名所はチャウシェスクが造った国民の館くらいしかなかったが、ブカレストの街並みは落ち着いてて素敵だった。本当に普通のヨーロッパの街並みちょっと外れると民家があって、レストランがあって、そんなに優雅な感じでもないけれど、素朴で好感の持てる街並みだ。

とりあえずこの日はユースホステルに泊まって、翌日ブラショフという街に向かった。今回の旅で楽しみにしていた場所のひとつ。ブラン城がある街だ。

ブラン城はあのドラキュラの城。吸血鬼ドラキュラのモデル、ブラド・ツェペシュ公が実際に住んでいた城である。中世ヨーロッパが好きな自分にとってドラキュラというのは名前からしてロマンがある。絶対ここは見ておこうと旅行前に決めていたのだ。

ブラショフまで電車で数時間、ブラショフからブランまでバスで数十分、かなりのエクスカージョンだったけど、わくわくしていたのでそんなに長時間という感じはしなかった。

バスに乗ってるとき、隣の人に、地球の歩き方を見せて、「この城に行きたい」と身振り手振りで伝えると、「到着したら教えてやるよ」といってくれた。

しばらくバスに乗っていると「あれだ」と指を指して城を教えてくれた。すぐにバスを降りて、城へ向かった。ドラキュラの城なのでもっと暗いイメージだと思っていたが完全に観光地化されており、ドラキュラのお面なども売っていた。中は博物館のようになっていたがたいして見るものはなかった。それよりも光が差し込む城の概観が素晴らしかった。外からずっとこの城を眺めてた。

そしてブカレストに帰り、翌朝、次の目的地、ブルガリアへ向かった。

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