大学生バックパッカーのヨーロッパ旅行記(ドイツ/ドレスデン)



〜ドレスデン・ドイツ出国〜 2006年1、2月

ドレスデンに到着した。朝、ワイマールを出発し、ベルリンを経てドレスデンへと移動している。かなりハードな旅になってきている。体力的にもかなりきつい。ただ、いつまでもドイツにいるとお金が足りなくなってしまうということを考えると早く物価の安い東欧の国に行く必要があった。

ドレスデンは駅から市内中心部までがかなり離れている。夜も遅いので市内へいくバスはもうなかった。お金がもったいなかったので歩いて市内に行こうとしたが、夜も遅くかなり疲れていて、変な人に絡まれたりしたときに処理できるほどの体力はもはやない。仕方なくタクシーにのった。エルベ川に架かる橋をタクシーで渡ったときに見えたドレスデン中心部の夜景は綺麗だった。

ドレスデンの夜景

ユースホステルはどこも満室だった。お金がもったいなかったが、体力の限界だったので仕方がなく普通のビジネスホテルに泊まった。今回の旅ではじめてのシングルルームである。ユースと違ってバスタオルやシャンプー・石鹸などが初めから用意されているのもうれしい。もちろん拝借した。物価の高いヨーロッパにおいては特にシャンプーや石鹸は貴重な物資である。

翌朝、ドレスデンを観光した。ドレスデンはザクセン王国の首都だった所である。ドイツは連邦国家であり、日本よりさらに地方により特色があると何かの本で読んだことを思い出した。今はドイツ連邦という一つの国家となっているが歴史上、神聖ローマ帝国の中に多くの国が乱立しており、近代以降もバイエルン王国、プロイセン王国、ザクセン王国などの様々な王国が各地に歴史として残っている。

ドレスデンの街はいままでのドイツのどこの街よりも歴史的な建物が多く、ヨーロッパらしさを感じた。ツィンガー宮殿やフラウエン教会などには、ノイシュバンシュタイン城とは全く違うドイツらしさがあった。ノイシュバンシュタイン城は一つのモニュメントとして観光地化されているが、ここは街全体が中世にタイムスリップしたような感覚を覚えさせる場所である。あまりにもいい場所だったのでもう一泊した。お金よりも大切なものがあると思った。

ドレスデン

ドレスデン

2日後の夜、夜行列車でチェコのプラハへ向かった。いよいよドイツ出国である。

ここからいよいよ東ヨーロッパの旅となる。一日だけスロバキアにいったものの本格的な東欧の旅はここから始まる。ユーロ圏を抜けることで、おそらく西ヨーロッパより物価はやすくなるだろうが、観光客も減り、英語も通じなくなり、厳しい旅になっていくのだろうと思う。だが、それ以上に人が行かないところを旅することで得られるものも大きいということを確信しながら眠った。そして静かに夜行列車はプラハに向かっていった。

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