大学生バックパッカーの東南アジア旅行記

大学生バックパッカーの東南アジア旅行記

〜・バンコクからマレーシアへ、帰国、すべてが終った 〜 2006年2月、3月

バンコクからバスでハジャイを経由してクアラルンプールへ向かった。

バンコクを夜に出発し途中バスを何回も乗り換え、到着したのは次の日の夜だった。こんな過酷なことももういつのまにか平気になっていた。

マレーシアに着いたときには疲れ果て、宿を探してすぐに寝た。明日のお昼には飛行機は日本へ出発する。

次の日の朝、早起きをしてクアラルンプールを観光した。クアラルンプールは今まで行った東南アジアの国と違ってイスラム色が強く独特の雰囲気をだしている。それでいて近代化が進んでいてツインタワーなどの近代的なビルが立ち並んでいるエリアもある。ここももっとゆっくりじっくり見たかったがしょうがない。

思えば長かった。オーストリアに入国したのが2ヶ月前か・・あれから色んな国へ行って色んなものをみて色んな人間と話したな。

今考えてみると大学生になって初めて行った国がフィリピン、大学生活の中で最初の国も最後の国も東南アジアだ。

3年前にフィリピンに来たときは、色んな人間に騙されて、お金もなくなって辛い目にあったけれど、あれからいろんな国で経験を積み、今回の東南アジアの旅行ではまったくといっていいほど騙されたりお金をとられることもなく安全に旅ができた。これって自分がこの3年の間に強くなったのかなとも思う。でも、それだけじゃない、こんなに楽しく強く旅が出来るようになったのは自分だけの力ではなく色んな人に形のないものをもらったからなんだと思う。この旅で出会った人達に感謝しよう。みなさんのおかげでこんな素晴らしい経験ができました。ありがとうございます。

これから日本に帰って卒業式を迎えたら、社会人になる。社会人になったらこんな長期旅行はできないだろう。こんなに余裕のある生活をしながら長期旅行ができるというのは大学生の特権なのかもしれない。

でも、いつの日かまた旅がしたい。まだまだ行っていない国が沢山ある。留学もしてみたいし、ボランティア活動もしてみたい。会社をすぐに辞めるつもりはないけれどっていうか全然どうなるか分からないけれど、たとえ老後になったとしても40年後になったとしても旅をしていたい。旅が好き。世界の色んなものを見て色んな人とかかわるのが好き。生まれて初めて大好きと言えるものと出会った。この思いは例え25歳になっても30歳になっても持ち続けたい。

色んな思いを胸に秘めながら、そしていつの日になるか分からない次の旅を夢見ながら帰国の途に着いた。

東南アジア編・完

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